あとがき―夜明け -ティアストーン side:B-




あとがきです。こんな所まで読んで下さっているあなたに大感謝致します。
今回は結構思い付きでしたので構想半月位。
作成期間は一ヵ月半くらいですかね。「砂上にて」のUPから約二ヶ月。
頑張った方だと思います。これでも一ヶ月程煮詰まって進んでなかったんです……。



さて今回は「LOM」小説。
よーく考えてみると、「STAYIN’ALIVE」「ユメノ、マタユメ。」「砂上にて」と、
どシリアスな重い話が続いちゃってる訳で、気分的に何か軽めで可愛らしくて、
心に優しい短めのを書きたいなーと思って書き始めた訳ですが、
……スミマセン。御覧の通りどんどんどんどん重くなりまして(汗)。
何時もの事と言ってしまえばそれまでなのですが。
ああ、コロナっち、沢山泣かせて御免。(←今回最大の被害者)



「LOM」のイベントを自分なりの解釈で書くというのは兼ねがねやってみたいとは思ってたのですが、
まさか珠魅編全部書くなんて無理ですし、
連載やる甲斐性もないですし(というか怖くて出来ませーん)、
ならば何かイベントを一つ採り上げて、他者の視点で、とかいう番外編っぽいものなら可能かも、
という事で思い付いた今回の話。メインは双子。主にコロナ。
しかしつくづく思う事は、二人共七才の子供の思考回路してないですよね。
特にコロナなんか、一端の「女」じゃないですか、ありゃ。
ううむ。まあ彼等も苦労してるんだという事で許して下さい。(コラー)
彼等くらいの頃、自分も鍵っ子だったなあなどと思いながら書いてました。今回。
尤も、自分の場合は割とそれをエンジョイしておりましたがね。(うわあイヤな子供)



コロナの話題が出た所でウチの男主とコロナについてちょこっと語っておきます。
私の中での二人の関係というのがかなり微妙で。イヤそれはもう妄想だと言われればハイそれまでよ。
あ、別に変な意味じゃないですよ。一応主人公カップリング好きなので、私。
基本的には男主はコロナの初恋相手希望。ほのかな恋心。いやあ癒されるなあ。(バカー)
で、男主にとってのコロナっていうのは、
時には母のように見守り、時には姉のように叱咤し、時には妹のように慕い、時には娘のように甘える。
そんな存在である事希望。(夢見すぎ)



そしてこれについて触れておかねばなりますまい。遂にウチの男主初登場。
「ユメノ、マタユメ。」では「彼の人」として
さんざ誤魔化してきた(誤魔化してたんかいアレは)男主君、やっとまともに登場です。
名前はかなり悩みました。というのは実際プレイ時は名前、「文月」だったんですよね。
そう。管理人のHNです(笑)。当時はパソなんて持ってなかったので、
まさか「文月」をHNにしてサイト開く事になるなんて夢にも思ってなかった訳で。
という訳で私の中では「文月君」な訳なんですよ、彼。
でも今回登場させるにあたり、それは余りにも抵抗があるなあと思いまして。
「フヅキ」とカタカナ表記にするという事も考えたのですが、やはりそれは私の美学に反すると。(どういう美学だ……)
で、悩んだ挙句彼の名前はサイト名から借りる事にしました。
「涼月」。まあこれも七月の異名という事で。「文月」と意味は変わりませんしね。
さてこの涼月もといウチの男主、性格は一言で言えば「天然」です。
打算とか計算とかいう語句はこのヒトの頭の中には存在しません。
ホークばりな(どうしようコレほんとに・笑)気障な台詞の数々も素で言っている事です。
そしてバドコロに余り詳しい話を教えていないのも、
「心配させたくないから」等という高尚な(?)理由ではなく、きっと彼はこう答えます。
「え、だって聞かれないから良いかなと思って。」
……そういうヤツです。素です。でもサボテン君が日記つけてる辺り、本当は喋りたくてウズウズしているのかも(笑)。
ともかく妙な子ですが、今後も涼月を宜しくです。
女主もいずれ出したいですね。ぶっちゃけた話キャラが固まってないんです。
(何ですかこの扱いの差は。)



今回予想外に瑠璃君が出張っちゃいました。愛でしょうか(笑)。
彼はそれ程前に出て来ない予定だったのですが、やっぱ出ちゃいましたね。
いぶし銀的ポジションを狙っていたのに。そのポジションはシエラ嬢に譲ってしまいました。
瑠璃君には自分的に大事な役回りを与えたので考えてみれば出張るのも当たり前だった訳ですが。
特に「甘えてばかりでは駄目だ」という辺り。常々思っている事を彼の台詞に託してみました。
勇者様とか英雄様とか、べたべた頼りきってる一般ピーポーの多いゲームは、
余り好きではありません。もっと足掻いてみましょうよ、一般ピーポーの皆さんも。
「頼む。世界は君達の肩にかかっているんだ!」なんて言うヤツ大嫌い(笑)。
勇者様に依存しっ放しとかいうんじゃなくて、自分なりに出来る事を、
出来る範囲で協力してあげれば良いじゃないですか。
それがたとえ只「祈る事」であったとしても。
勇者様だって英雄様だって、人間なんですから。(そうじゃないのもいるかもしれないが)
悩み、苦しみ、涙も流せば血も流すんですから。
そして彼等の方も「世界を救うんだー!」というノリは余り好きじゃなくて。(好みウルサイ)
根本は「大切な物を守りたいから」「奪われたくないから」であって欲しいです。
世界平和はオプションで良いんですってば。
そういう意味では「WA2」のアナスタシアは合格ですね。「死にたくない」ですからね。理由が。
生きる事に執着する人間は好きです。それがヒトとして正しい姿だと思いますから。
(でも結果的にナイトブレイザーを封印する為自ら死を選んだ訳ですが。←この辺の矛盾すら愛しく思える)
あ、話が思い切り逸れてしまった。失礼しました。



そして今回最も書きたかった場面はラスト近くの瑠璃君とコロナの場面だったりします。
肩に手を置いて「早とちりするな」って彼が言う、あの辺りです。
もう「LOM」のイベント全部ひっくるめても五本の指に入るくらいに好きな場面なのです。
……え。そんなシーンあったっけ?と思われた皆さん。ハイ、台詞とかは全て妄想です。
さあ思い出してみましょう。イベント「ティアストーン」ラスト近く、
マイホームに瑠璃君&真珠がやって来て、泣きじゃくってる(ように見える)コロナの前に
瑠璃君がすっと屈み込むシーンがあるじゃないですか!!!
あれです。あのシーンで私は瑠璃君に惚れ直しました!!!(細かいですかね?)
このシーンの演出見事!もう拍手喝采です!!!パチパチパチ。
で、即座に浮かんだのが今回の小説のあの場面です。書きたかったんです。野望でした。
普段は三白眼でも優しいんだよね瑠璃君vv(余計なお世話というものだ。)



という事で今回も些か語りが長くなりました。
一部の方々は「あれ、瑠璃真珠じゃないのね」とお思いだと思われますが(笑)。
自分小心者で。瑠璃真珠は大好きなだけになかなか踏ん切りが付かないというか。
(恋愛モノ苦手ですし………)
この小説は瑠璃真珠へのSTEP1という事で。(どの辺が?)
……相変わらずクッサイ台詞のオンパレードですが。
ともあれ此処までお付き合い下さり、どうも有り難うございました。





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