あとがき―竜殺しの横顔―
毎度御馴染みあとがきです。
こんな所まで読んで下さっている貴方に感謝を込めて――――有り難うございます。
今回は自作小説としては一年と一寸、LOM小説としては丸二年ぶり(!)という事になります。
作成期間は約二ヶ月といった所。(「あれでか?」という突っ込みをしたアナタ、それは心にしまっておきましょう・笑)
ではまずこの話が出来たきっかけ。
それは…あのー、毎回毎回申し訳ないんですがなりチャです。3〜4年前の。(……。)
当時、聖剣なりチャでティアマット様との対決をやりました。私はその時瑠璃君でした。
で、その時文月瑠璃はティアマット様に「配下にならんか」と勧誘(笑)されたのですが。
……まあ当然怒って断りましたけどネ。(当たり前です)
その時ふと思いました。これが我が家の男主だったらどうするかなーと。
答えは割と簡単に出ました。
「笑い飛ばす」
その後自然に後の展開が浮かんで、「あ、何時か書こうかな」と思った訳なんですが。
……余りに断片的なシナリオだったので、
もっとストーリーとして纏めなければ、と思っている内に月日は流れ(以下略)
……えー、これ以上はどうにもならないと判断したので書き出す事に踏み切りました。
なので、「真紅なる竜帝」の、更に一部を切り取ったような話になっています。
あと、なかなか踏み切れなかった理由としては、
涼月がティアマットに「弱肉強食理論」をふっかけられた時、
どう切り返せば良いのかという事で悩んだからというのもあります。
男主やシエラはティアマットがやろうとしている「力と恐怖での支配」を止めようとしていますが、
他ならぬ自分達も自分より弱いモンスター達をばんばんやっつけながら(笑)生きている訳で、
その辺の「矛盾」をどうすれば良いのかと。(ゲーム上仕方の無い事ではあるのですが)
それでも、私と貴方は違う。
そう主張するのなら、どう違うのか説明しなければなりません。
そんな時、大好きな某漫画家さんの某漫画を何気無く読み返していた時、主人公の台詞に
「デカすぎる力はテメーの為に使えば『狂気』をもたらす。
けどな、弱っちィ連中の為に使えば、『力』のままでいられるんだよ」
という感じの台詞がありまして。
それがヒントになって、下敷きになってます。
もう一つテーマとしては涼月の二面性。
彼の得体の知れない面を描きたかったのですが。
LOMの主人公って、何かそういうイメェジがあります。
普段のヘラヘラとした所、今回のように一寸ダークな所。
親バカとして言わせて貰えば、どっちも本当の涼月です…、という事で。
あとこれは涼月に限った事ではないですが、
生きる事に貪欲である事、それを望みます。
シエラ嬢は好きなキャラです。男勝りな、戦う姐御キャラ、大好きー。
故にカッコ良く書いたつもりですが(にしては泣かせてばっかりでしたが)
カッコ良かったでしょうか。(何て単刀直入な)
CPは全く意識しないで書きましたが、シエラ×男主…に、見えない事もないですね(笑)。
「男女間の真の友情」というヤツを築いていって欲しい所です。
珍しく瑠璃真珠の「る」の字も出なかったので一本くらいこういうのが書けて良かったかな、と。
ああでもまた瑠璃真珠書きたい所です。何時になる事やら。(シャレにならない)
ではこの辺で。お付き合い有り難うございました!
そして毎度ながらの遅筆をお詫び致します…。
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